530

たそかれ珈琲530日目が、

終了しました。


さて、
エッセイを読んだよ
の話です。


平野紗季子著
「生まれた時からアルデンテ」
を読了しました。


最近、
色んな雑誌で食特集があれば
必ずといっていいほど見かける方のエッセイ。


まずですね、
「生まれた時からアルデンテ(NATURAL BORN AL DENTE)」
ってゆー題名が素晴らしくないですか?


若き食のライターなんだなぁ
ってーのも伝わってくるし
一発で覚えられるし
語感も素敵。


いやー、
今年のナイスワードランキングの暫定1位です。


内容も面白いし、
言葉のチョイスも面白い・・・


特に好きだったのが・・・


「人と一緒に食べれば何でも美味しいなんて嘘だと思う
 それはお人好しの神話であって事実じゃない
 だって、人と一緒に食べてもまずいものはあるし
 人がいなくたって美味しいものもあるでしょう・・・」 


から始まる
「共食孤食問題」って題名のエッセイ。


僕もまっとうな食事をしている時は
目の前に誰かいようが、
めっちゃ無口になってモクモクとモグモグしちゃいます。


もし、なにか話しをするなら、
今たべている目の前の料理についての話。


なので、
たそかれ珈琲でも
お客たまが食事をしている間は、
なるだけ話かけないようにしていまして、


心の中で・・・
「お口に合うかなぁ?」
と思ってドキドキしていたり、


調子のE時は・・・
「お口に合うでしょー♪」
とニヤニヤしていたりします。


今日はパンの出来がめっちゃ良くて
かなり調子に乗っておりました。


もーね、
こんな完璧な発酵と完璧な焼きは
3ヶ月に1回あるかないか
ってぐらいの出来でした。


「毎日それをやれよ」

思われるかもしれませんが、
粉、水分、酵母、塩、
の量の微調整を、
温度、湿度、発酵時間
を計算して日々ネリネリするのですが、
難しいんですよねぇ。


珈琲の焙煎も同じで、
年に2回ぐらい
なんじゃこりゃーめちゃめちゃ美味いぞオレテンサイ
って
日がやってきます。


その時のデータをそのままやっても
同じ味にはならない
ってーのが楽しくて珈琲屋をやっているのかもしれません。


今日もたそかれに来てくれてありがとうございます
そして日々続けていればいつか分かる時が来るんだと思っています


「9月のお休みは」
10、19、20、30
です

「9月の展示は」


よろしくお願いしますありがとうございます。