ワインざます

まずはゴールデンの連休のお知らせです。
5月2日〜5日まで、
がっつりお休みいただきます。
すいませんありがとうございます。
そして、
今回もワインネタ。
こちらもニコスペオープン当初からの、
レギューラーワインちゃん。

その名も「チェラスオーロディヴィットーリア」という、
2005年にDOCGにランクインした、
舌を噛みそうな名前のワイン。
イタリアはシチリアはラグーサ県はアカーテ地区で作られる、
僕の好きな生産者、
「ヴァッレデッラカーテ」のワインです。
現在のオーナーはガエタナヤコノさんという女性の方なんですが、
あ〜女性らしいワインだなぁと思われる節が、
所々にあるようなないような(どっちだ!)
さてとここからまじめに。
品種は、
ネロダーヴォラ60のフラッパート40です。
熟成は品種ごとにしっかり分けられていて、
ネロダーヴォラは小樽で12ヶ月のち瓶熟9ヶ月
フラパートはステンレス12ヶ月にち瓶熟9ヶ月です。
前者の力強さと後者の繊細な感じの、
この2品種のバランスが素敵なんですよねぇ。
香りは、
樽香(注いだ刹那だけ)、スミレっぽい花束、ドライフルーツ達、
スワリング(グラスをくるくる)したら、
果実感や黒くないスパイス(白こしょう、ナツメグ)が出てくる。
そして何よりこの作り手のマイキーワード、
お紅茶(ダージリンが近いかな)の香りがします。
「紅茶」ではなく「お紅茶」な、ざます感ですよ。
味わいは、
2品種からなる絶妙なバランスの良さ。
濃いけど飲み口よく、くどくないけどショボクない。
余韻もお紅茶感(少しジャムを溶かした感)がありな、
ざます感な長めのチャーミングジャミーフィニッシュ。
さて、
有名人に例えるなら...、
うーん、土岐麻子ですかね。

育ち良さそうだが決してイヤミではなくむしろ愛着わくわー感な、
この歌声、顔によく合うワインです。
青いドレスとワインの紺ジャケットもベストマッチング。
しかも「Waltz for Debby」とくりゃ酩酊街道まっしぐら。
本家のビル・エバンスのレコードはニコスペにありますので、
リクエストして下さいねぇ。
ビル・エバンスのピアノを聞くと、
酒がすすんじゃいます僕は。
では皆様、
お酒のご用意を...。
本家の登場です。