フアナ・モリーナなワイン

も一つ赤ワインの紹介です。

イタリアはピエモンテ州アスティ県
ロッケッタ・タナロ村のワイン、
ブライダの醸す「イルバッチャーレ」というワイン。
品種は、
バルベーラ60%ピノネーロ20%CS10%M10%です。
発酵はスチールバットのちMLF、
熟成は、
輸入元情報だと、
バリック3ヶ月の瓶熟6ヶ月
イタリアンなサイトだと、
バリック12ヶ月の瓶熟6ヶ月。
まぁ美味けりゃどっちでもいいけど、
出来ればちゃんとしてほしいものですね。
香りは、
シナモン、ハーブ、赤黒いベリー達、
くるくるすると少しタル、ジャミーなプラム、土、ゆり。
味わいは、
アルコール度の割に(14度)飲み口最高、
果実な甘味酸味とコクに溶けたタンニンなバランス良し。
美味しーなぁ。
一つ前の日記で書いた「ペリーザ」
よりもバランスそのまま骨格をしっかりさせた感じですね。
いやー北の赤ワインも好きだなぁ。
そしてこのワインは、
今は亡きオーナー、ジャコモ・ボローニャさんが、
土着品種バルベーラと国際品種のマリアージュを目指して作られたらしいです。
ちなみに
「イルバッチャーレ」とはそんな意味もこめて、
この地方の方言で「婚約」や「結婚仲介人」の意味があるそうです。
バッチャーレだけだと「接吻」だそうです。
そんなジャコモさんが、
バルベーラに初めてバリックを使った人なんですが、
その時友達のアンジェロガヤ(有名人)に電話して、
「バリック使っちゃったけど大丈夫かなぁ」
と可愛いく相談してたそうです。
今は亡くなり、
妻のアンナさん、
子供のジョゼッペ&ラファエッラが頑張って作ってるとさ。
さて、
有名人に例えるなら・・・
うーーーーん、
「フアナ・モリーナ」ですかね。

歌声とアコギとエレクトリックのバランスが、
様々な品種のバランスとマッチし、
さらに、
アルバム「トレスコーサス」の
12曲目「進歩」と、
初バリック、バルベーラな進歩にかけまして。